FXのチャート分析の方法は多岐に渡り、明確な正解は存在しません。
ただ、多くの投資家が意識するセオリーを知っておき、自分のトレード手法に組み合わせることは、とても重要です。
この記事では、「チャート分析のスキルを磨いてFXで勝てるようになりたい!」と思っている方に向けて、FXチャート分析のセオリーの代表例をいくつかご紹介していきます。
ぜひ、お役立てください。
目次
FXのチャート分析とは
チャート分析とは、為替レートの過去の値動きを表す「チャート」と呼ばれるグラフをもとに、未来の値動きを予測することです。
売買のタイミングを計るためにとても重要で、FXで利益を上げるには必要不可欠な作業となります。
一口にFXのチャート分析といっても、分析の方法は多岐に渡り、正解はありません。
トレードスタイルと分析手法の相性も関係しますので、トレーダーによって信頼する指標が異なり、個性が現れる部分でもあります。
チャート分析の方法には正解無くとも、セオリーあり!
チャート分析に正解はないとは言っても、セオリーは存在します。
多くのトレーダーが意識する分析手法を知ることは、勝率アップのために有効です。
ここからは、多くのトレーダーが意識する代表的なチャート分析の方法を3つご紹介していきます。
FXのチャート分析方法①ローソク足
一つ目の方法はローソク足を用いたチャート分析。ローソク足は日本発祥の分析手法です。
1本のローソク足には始値、終値、高値、安値の4つの情報が含まれ、始値より終値が高いローソク足を陽線、始値より終値の方が安いローソク足を陰線といいます。
そして、始値と終値の開きを表す太い部分を実体、始値・終値から高値・安値までの距離を表す細い線をヒゲと呼びます。
ローソク足で注目すべきは実体とヒゲの大きさです。
チャートの中で実体部分が大きなローソク足、ヒゲの部分が長いローソク足を探してみましょう。
実体の大きな陽線、下ヒゲの長いローソク足は買いシグナル、実体の大きな陰線、上ヒゲの長いローソク足は売りシグナルとなります。
FXのチャート分析方法②移動平均線
二つ目のチャート分析方法は移動平均線です。
移動平均線は一定期間の終値の平均値を結んだ曲線で、相場の強弱を分析するために有効な指標です。
期間設定は投資家によってまちまちなのですが、ここでは多くの投資家が意識する20期間の移動平均線、つまり過去20本分のローソク足の終値を結んだ曲線をチャートに表示させています。
移動平均線で見るべきポイントは、線の向きとローソク足の位置です。
- 移動平均線が上向きでローソク足が線の上側に位置する場合は強気相場
- 移動平均線が下向きでローソク足が線の下側に位置する場合は弱気相場
を示唆します。
- 強気相場の中では買いポジションを建て、安く買って高く売る
- 弱気相場の中では売りポジションを建てて、高く売って安く買い戻す
のが基本方針となります。
FXのチャート分析方法③RSI
代表的なチャート分析方法の3つ目は、RSIです。
RSIは相場が買われ過ぎているのか?はたまた売られ過ぎているのか?を分析するための指標で、50%をセンターラインとして0~100%までの数値で表されます。
一般的にRSIが70%以上になれば買われ過ぎと判断して売るタイミングを探し、30%以下になれば売られ過ぎと判断して買うタイミングを探していくのが基本的な使い方です。
自分に合ったチャート分析の方法を見つけよう!
この記事で紹介する代表的なチャート分析方法は以上になるのですが、ひとつ覚えておいてほしいことがあります。
それは、必ず的中する分析手法は存在しないということ。
売買シグナルは機能するときもあれば、ダマシに終わることもあり、過信は禁物です。
様々な分析手法を試してみて、自分のスタイルに合ったものをチョイスしていきましょう。
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