株式投資やFX、投資信託、不動産など、投資にはいろいろな方法があり、始めてみたいけど、どれをやったらいいかわからない方もいらっしゃるかと思います。
この記事では、投資初心者でも取り組みやすいFXと投資信託について、両者の違いとメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
FXと投資信託の違い
FXとは
FXとは、2種類の通貨(つまり、各国のお金)の交換レートの変動を利用して、利益獲得を狙う投資方法です。
簡単に言うと、両替を何度も繰り返してその差額でコツコツ利益を上げていくイメージとなります。
投資信託とは
投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家がいろいろな金融商品をバランスよく組み込んだものです。
プロにお金を預けて代わりに運用してもらう仕組みとなっています。
投資信託の2つの種類
投資信託にもいくつか種類があり、大きく以下の2つに分類することができます。
- 公社債投資信託
- 株式投資信託
両者の違いは、公社債投資信託は株式を一切含まず、株式投資信託には株式の組み入れが可能ということです。
公社債投資信託は国債などの安全性の高いものが中心になりますので、リスクは低いぶん、わずかなリターンしか望めません。
投資信託を始めたいという方は株式をメインに組まれた投資信託を買うのがおすすめです。
投資信託のリターンは年利5%もあれば御の字。
「毎年のように年利20%を上げています!」のように、あまりにもリターンが高い投資信託は、詐欺の可能性もありますので疑ってかかった方が良いでしょう。
FXのメリット・デメリット
FXのメリット
FXのメリットはレバレッジをかけることができるので、投資信託より資金効率が良いということ。
日本国内のFX会社では最大25倍のレバレッジをかけることが許されています。
単純に手持ちの資金の25倍の額を運用できるので、利益獲得の効率が高くなります。
レバレッジをかけられるぶん、投資の資金も少なくて済みますので、小額から投資を始めてみたい方にもおすすめです。
FXのデメリット
逆にFXのデメリットは元本割れのリスクが高いこと。
FXは自分の判断で短期的な売買を繰り返す投資方法ですので、基本的にハイリスクハイリターンです。
勉強して知識をつけないと、利益を上げ続けるのは難しいでしょう。
しかし、勉強を積んでしっかりしたトレード技術を習得したあかつきには、一生モノのスキルになります。
投資信託のメリット・デメリット
投資信託のメリット
投資信託のメリットは、運用をプロに任せることができるので、銘柄さえ選んでしまえば放置でOKということです。
自分の判断で売買を繰り返す必要がないというのが、株式投資やFXと最も異なる点です。投資の専門家が運用しますので、FXよりは元本割れのリスクも小さくなります。
投資信託のデメリット
投資信託のデメリットは、投資期間が長いので結果が出るまでに時間がかかるという点です。
ひとつの銘柄との付き合いが長くなるので、それだけ銘柄選定も重要になり、5000本以上もある投資信託の中から自分に合ったものを選ぶのも一苦労です。
プロに運用を任せるぶん、損益にかかわらず一定額の手数料を支払わなくてはならないのもデメリットのひとつ。
FXと比較すると得られるリターンは必然的に少なくなってしまうのです。
FXと投資信託は同時進行で取り組むのがおすすめ!
FXと投資信託の違いを比較してきましたが、両者は全く別物だということがわかったかと思います。
ハイリスクハイリターンのFX、ローリスクローリターンの投資信託は、「投資」という言葉でひとくくりにしてしまわず、使い分けるのがおすすめです。
ハイリスクハイリターンのFXは、毎日コツコツ取り組んでトレードの技術を磨いていけば、そのスキルこそが大きな財産となります。
ローリスクローリターンの投資信託は、貯金感覚で毎月一定額を積み立てていくと良いでしょう。
どちらが良いか?は置いといて、同時進行で少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか?
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