こちらの記事はFX初心者のための入門講座(全8回)のうち、第6回「3つの注文方法」に関する記事です。
講座①~⑧までご覧いただくとFXの基礎が身につくようになっています。
それでは、FXの3つの注文方法についてお話していきます。
FXの基本となる3つの注文方法
FXで基本となる3つの注文方法は、
- 成行注文
- 指値注文
- 逆指値注文
です。
他にもOCO(オーシーオー)注文、IFD(イフダン)注文など、いろいろと注文方法はあるのですが、どれも基本の3つの組み合わせです。
ですから、成行、指値、逆指値の3パターンを覚えておけば、いかようにも応用が利きます。これから一つずつ解説していきます。
FXの注文方法①成行(なりゆき)注文
基本の注文方法1つ目は、成行注文です。
成行注文とは現状のレート、つまり、リアルタイムで売買する注文方法で、最もオーソドックスな注文方法となっています。
どのFX会社でもワンクリックで注文を出すことができ、即座に注文が成立します。
FXの注文方法②指値注文
基本の注文方法2つ目は指値注文です。
指値注文とは「〇〇円になったら買って(売って)ね」というようにレートを指定し、現状より有利な価格での約定を狙う注文方法です。
- 安くなってから買う
- 高くなってから売る
というのは理にかなっているように思えますが、ひとつ注意すべきことがあります。
指値注文では、ポジションの方向に対して相場が逆行している状態で注文が成立することになります。
つまり、指値の買い注文はレートが下落している局面で成立し、指値の売り注文はレートが上昇している局面で成立するということ。
有利なレートで注文が成立するのはメリットといえるのですが、注文成立後に相場の勢いが止まらなければ含み損がどんどん膨らむことは忘れてはなりません。
指値注文を使うときは、反発や反落のしっかりとした理由がある価格帯に注文を仕込むことが大切です。
FXの注文方法③逆指値注文
基本の注文方法3つ目は、逆指値注文です。
「〇〇円になったら買って(売って)ね」とレートを指定するという点では指値注文と同じなのですが、逆指値注文の場合は現状のレートよりも不利な価格を指定します。
つまり、今より高くなってから買う、安くなってから売るということです。
消費行動からすると、非効率極まりないように思えるかもしれませんが、FXでは非常に有効な注文方法となります。
その理由は相場の方向とポジションの方向が一致するからです。
逆指値の買い注文は相場が上昇している局面で成立、逆指値の売り注文は相場が下落している局面で成立します。
注文が入るときには相場がポジションと同じ方向の勢いを持っていますので、早いタイミングで含み益に変わります。
相場のトレンド方向に沿ったポジションメイクができるので、不利なレートで注文が成立しても意外と勝率は高いのです。
FXで勝つためにはトレンドフォローを心掛けよう
FXで勝つための基本はトレンドフォロー。
すなわち、相場と同じ方向にポジションを作ることです。
- 上昇相場では買いポジションを建てる
- 下落相場では売りポジションを建てる
上記が基本戦略になります。
相場の方向に逆らわないポジションを作るために、新規の売買注文は、成行または逆指値で出すのがおすすめです。
有利に思える指値注文は、相場に逆行しながらポジションを作る注文方法ですので、実はリスキーであることを覚えておきましょう。
コメントを残す